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延長戦であーる´・ω・` もう一個オーダーが入ったので帰ってきました。この七宝と思しき壊れた飾りをペンダントにするお仕事 でだ´・ω・` なんというかその・・あーでもこーでもないとデザインを考えていたら・・ 「なすび」にしか見えなくなってしまい・・ 一応お客さんに「無農薬産地直送なすびOK」の許可ももらったので、白なすのペンダントトップにすることに。 すっ飛んでいろいろ作り といってもヘタとトップの部分だけなので、そこに技術を集約させねばなりませぬ´・ω・` 要は、ヘタの形に切っただけ何て素人造りは論外であり、プロに任せてよかったと思っていただけるような「技術」をこの格安で受けてしまったこの狭い面積に発揮せねば、代金をいただくこともおこがましいと思うのです。 ですのでちょっと手のこんだ作りにしていこうかと´・ω・`ということで象嵌します。 ところで、象嵌(ぞうがん)とは何ぞやと。 簡単に言うと、Aの地金にBの地金を埋め込む技術です´・ω・` 片切り・毛彫りといった掘り鏨を使い、Aの地金に掘りを「返しの勾配」で入れ(ここポイント)、そのサイズにギリで入るBの地金をはめ込み よくなましておいてね´・ω・`ナメクリ・ナラシ鏨などで、淵を打つとBの地金が伸びてAの地金に食い込み抜けなくなります これが象嵌です´・ω・`主に色金で変化をつける場合や、高価な地金の節約などに役立ちます。 今回は広い面に象嵌する「面象嵌」とBの地金が盛り上がった「高肉象嵌」の合わせ技でいこうかと。 他にも線材や箔を打ち込む象嵌も存在しますが、それらはまた今度´・ω・`ちなみにBに地金が宝石の場合は「インレイ」と呼ばれるナボハの技術になります。 とりあえずアウトラインを掘り掘り 今回は外側に行くほど深く、中心は全く掘らない方向でいきます。 つまり、外側が面象嵌、中心が高肉象嵌の合わせ技です´・ω・`少しでも銀の使用を抑えたいんです。わかってください。 はめ込んで 打つべし`・ω・´と思いましたが、この後絞りを入れる→伸び率が違う→象嵌が抜けると言うプロセスが予想されるので、中心だけロウを裏打ちしておきます。 で打つべし打つべし がっつりはまってますね´・ω・`で、切るべし そしてひたすら削るべし 中心が銀で、淵が真鍮です´・ω・`色味の違いは微々たるものか。断面はこういう感じになっているはずです。 ほんのかすかですが、透かしにはめ込むよりは底の真鍮の分だけ、銀の量が節約できます。次回はこいつを仕上げていきましょう´・ω・` 4月中にはお届けできると思います。´・ω・` ではでは´・ω・`ノ
by monolith-works
| 2012-04-02 23:00
| 彫金
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