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なんで右クリックしたらVISTA止まるん?´・ω・`
本日はichidai ichi2日目、店番1日目でした。 雨なのにいっぱい´・ω・` 地味にテンパっていたのは気のせい。 本日は「石を考える」第もごもご回、謎多き「遊離結晶」ことフローターです。 まず´・ω・` 遊離結晶とは「全面に結晶面がある」と言う結晶にあるまじき条件を持ちます。 これは、「自由空間」内で、外部的遮断を受けずにのびのびと結晶が成長した事を示します。 自由空間とは言うものの、「溶岩内で浮いている」状態(高温地熱変成による融解・再配列含む)も疑似的な自由空間といえ、遊離結晶ができます。 もっとも有名な遊離結晶、ダイヤモンドを例に見て見ましょう。 高温高圧のマントル内で結晶した炭素、ダイヤモンドはマントル内を漂う遊離結晶と言える事が出き、火山噴火などにより溶岩と共に押し上げられ、火山活動が安定するとそのまま閉じ込められます 何万年の時代が過ぎ、水と風によりなだらかになった「元噴火口」。これが有名なキンバリーのような露天鉱床となる訳です 実はキンバリーですら「溶岩支流の一つ」に過ぎず(図で言うなら右の方)、メインの噴出口はいまだ行方不明らしいですが´・ω・` 要は「超苦鉄質溶岩の捕獲岩」として産出する「遊離結晶」。溶岩ぷかぷか系。 ダイヤモンドやぺリドットetc・・意外と重要´・ω・` でだ、「溶岩ぷかぷか系」はいいんです´・ω・`よく研究されている。 問題は「空洞ぷかぷか系」 当然のことながら、超伝導体+極低温でもないかぎり石は浮いたりしません´・ω・` にも関わらず、ハーキマ―ダイヤモンドを筆頭に産出する「空洞ぷかぷか系」の全面結晶面の遊離結晶。こいつらは一体どうやって成長したのであろうか? 当然ながら低温型石英であるハーキマ―も熱水より析出したはずではあるが、鉱物結晶には「核」となる発生点とソースとなる「熱水」が必要である。 しかしながら、ペグマタイト鉱床ならば「単晶・群晶」、スカルンでできるの「前のアレ」「玉髄」「瑪瑙」などであり「晶洞壁を核に結晶するはず」であり、空間内で空中浮遊していない限りはハーキマ―のような全面結晶はできないはずである。 ついでに、DT(両錐水晶)も柱面接触型並行連晶、欠落再生型①、熱水安定期の隠微質遊離結晶②なども、①は当然沈んでおり、成長を続けるに当たり接地面(赤青の丸のとこ)に接地面が出き、②も壁面接触or成長に伴い自重沈没となり①の状態に移行し、全面結晶面は成し得ないはず。 なんとかハーキマ―を空中浮遊させれば説明がつくはず・・・´・ω・` と、言うことでこんな仮説を立てて見た´・ω・` まずハーキマ―と言うよりは、「空洞ぷかぷか系水晶」の特徴として「石油・メタン・不純鉱物(他鉱物)などを内部に内包している事が多い」「高透明度」「骸晶化している事多し」 これから考えられる事は「苦鉄質造山帯内の空洞内に、高ケイ酸濃度過酸化水溶液のプールが発生しており、安定熱水により非常にゆっくり成長しつつ、安定水溶液に核となる水面に浮いたオイル、もしくは水溶液充填された中の核となる気泡が存在する」ということではなかろうか? これならば、隠微質の遊離結晶が表面張力によりオイルor気泡に接触。それを核とし内包しつつオイル・気泡の浮力を糧に「自重>溶液浮力+オイルor気泡浮力」の状態までは浮遊状態を維持できる上に、部分的骸晶化(溶液接触面)と平板化(珪素供給の偏り)の2点、熱水温度の急激な低下による析出ではない、「常温溶液内成長に見られる高透明度結晶」も説明がつく。 で、H2Oの母岩浸透(ハーキマ―だと・・ドロマイトだっけ?)・SiO2のイオン吸着により溶液も失われていけば、ハーキマ―ダイヤモンドの産出状況に限りなく近い状態になるはずである。 むむむ´・ω・` しかしながら、疑問も残る。 ①高ケイ酸濃度の水溶液は何処から来たのか。(溶岩冷却時に発生した熱水(安定していない高温高圧の飽和水蒸気)が起源ならば、安定期に晶洞化しているはずである。今のところ雨水浸透による母岩起源かな・・?) ②骸晶化するほどの濃度の珪素。なぜ空洞壁内でスカルン(熱水鉱床)化していないのか。(要は空洞壁を核に結晶するだろう・・と言いたい。) えーーー あー? わからん´・ω・` だめだこりゃ。 そもそも、あんな大きさまで浮力を維持できるのか?オイル等も内包されていないものもあるし・・・ 今の私には理解できない。真にもって遊離結晶とは謎であると言いたい。 ではでは´・ω・`ノ
by monolith-works
| 2010-11-01 01:34
| 石を考える
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